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クリニック開業コラム
2020-08-21

診療圏調査の重要性は?知っておきたい知識

診療圏調査

診療圏調査は、医院クリニックの開業を成功させるために必ず必要になってくる条件です。そこで、重要になってくるのが、範囲の設定です。どこまでのエリアを一般的な集患可能地域と判断するのかは、開業する上で大きな意味を持ちます。そこで、都心部ですと近辺に大きな病院がたくさんあるので、更に重要となってきます。

ここで、良い開業場所の判断をどうしたらよいのでしょうか。よく言われるのが、診療圏人口が多いですとか、競合相手が少ないとか、目立つ場所にあるなどという大雑把な理由ですが、これらの理由だけでは、必ず成功するとは限りません。しっかりと、精密かつ論理的に開業場所の選定を行う必要があるといえるでしょう。

良い開業場所の選定には、良質な調査が必要不可欠です。それ以外はないといっていいでしょう。その場所の第一印象が良かったですとか、人に勧められたからなどの科学的根拠のない理由で開業場所に選んでしまっては、成功する確率を下げるといってもいいでしょう。一定の手順を踏み、マーケティング理論を応用した良否の判断をすべきなのです。現代は医院開業は昔と違いとても厳しいものとなっています。その厳しい環境でうまく開業を乗りきらなくてはならないのです。つまり、診療圏調査は、開業準備の必須の基礎資料といえるでしょう。

この調査をする際の手順は一般的に、設定、人口動態調査、競合医療施設の分析、推定患者数の割り出しです。この4つの要素を正確、緻密に調査し、分析するのです。この調査をしっかりと行うことにより、開業場所の適切さが判断可能となります。さらに、診療圏調査が資金調達のための基礎資料にもなります。なので、開業する上でとても大切なのです。

重要さについて

診療圏調査は、今置かれている状況をより正確に把握できるようにするのが何よりも大切なことです。そのために、調査方法や、設定について、いろいろな会社が工夫を凝らしているのです。いったいどのような調査をしているのでしょうか?

まず、診療圏を分類する方法があります。これは、対象の病院にとって、来院率が高く見込めるエリア、つまりは、病院の近くのエリアを1次診療圏、それよりも遠い範囲だけど、来院も見込める範囲を2次診療圏とナンバリングします。こうすることで、実際の受療率などから、競合の存在をとらえ、関係性を把握することができるのです。

これ以外にも、国勢調査を確認して、診療圏には、どれくらいの男女比があるのか?年齢構成はどのようになっているのか?といったことを分析する方法も一般的になっています。データ分析はマーケティングにおいて、重要な方法なので、覚えておくといいでしょう。

さて、ここまで紹介してきたものは、開業前に行う調査ですが、開業後にもこの調査は必要なのでしょうか。実際に、開業後に診療圏調査を行ったことがあるかというアンケートがありますが、8割程度の医院がやっていないという回答でした。経営がある程度軌道に乗っていれば、あえて調査を行わないというのが普通のようです。

しかし、医院を取り巻く環境は決して一定なことはありません。年齢構成が変われば、患者層も変化するので、環境の変化が医院経営と切っても切り離せないことは明白なことです。そのため、診療圏調査まではやらなくとも、開業直後と現状を大まかに把握しておくことは大切なことといえるのです。常に変動する状況を見据えて、分析を続けることで初めて経営の安定というものは得られるのです。将来のために、今できることは、やっておくべきだと考えるようにしましょう。

診療圏の把握

調剤薬局は開業後の収支が分かりやすい業種といえます。医療機関の患者数や処方箋発行数を、仕入れている医薬品の購入額を知ることができれば、処方箋単価、売り上げを事前に把握することができます。売り上げの大半を占めるものは把握しておくことが可能でしょう。

設定はとても大切です。開業を考えている土地からどの程度の距離までをエリアとするか定めなくてはいけません。田舎と都会では、通院手段が大きく異なりますのでエリアの広さも代わってきます。そのため、田舎のほうが広範囲になるといえるでしょう。

また、エリア内の人口動態を調べることも大切です。自治体のホームページに市町村ごとの年齢別人口や世帯数、出生数、死亡者数が記載されているので、こちらを確認しておかなくてはいけません。

また、自治体によっては、昼間の流出人口まで記載されているところもあるので確認しておいたほうが良いでしょう。

開業する土地も大切になります。もし、開業地が住宅地のそばの場合、隣の医療機関だけではなく、離れた地にある医療機関の処方箋も望めますが、駐車場の有無など、交通状況によっては患者を獲得できない場合もあります。競合医療機関は人気の先生がいたとしても、薬局で長い間待たされるなどの場合は、その病院の患者を取り込める可能性も出てきます。

このように、いろいろな角度から開業地は選ぶ必要があります。あいまいな情報だけではなく、業者にこの調査の依頼をし、正確な情報を得るほうが得策といえるでしょう。

また、業者任せではなく、自分の目で確かめることも大切でしょう。

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