MRIを導入する整形外科のクリニック開業では、スペースや医療機器等、初期投資額がかなりの高額になります。一つの金融機関では必要資金の全額を調達出来ずに複数の金融機関に打診、資料提出等に奔走したあげく最終的に必要資金を調達出来なかったということもあるようです。
リコーリースではMRIを導入する整形外科クリニック向けの特別プランも用意しております。是非お問合せください。
開業予算
他の診療科と比べて診療スペースが大きく、スタッフ数も多く必要となりますので、固定費が高くなる傾向があります。当初から多くの設備投資は注意が必要です。リハビリの施設基準を取り入れるかの選択がありますが、いずれにしても多数の集患が不可欠となります。
※モデルの前提条件=ビルテナントへの入居/院外処方/リハ機器関連15M相当,テナント面積=65坪 | |
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内装工事費 | 3,020 万円 |
保証金・敷金 | 470 万円 |
医療機器 | 3,510 万円 |
什器・備品 | 300 万円 |
開業準備金 | 450 万円 |
運転資金 | 2,000 万円 |
総事業費 | 9,750 万円 |
リコーリースでの開業実例
診察スペースとリハビリスペースの2セクションが必要となることから、都心型では50坪、郊外型では80坪、ときには100坪以上の広さが必要となります。診療方針にもよりますが、リハビリを重視する場合は80坪あると望ましいです。また、MRIや骨密度測定装置の導入の有無によっても必要なスペースは変わります。
収益面は、患者1人あたり診療報酬の単価が2,500円から4,000円となり、1日100人以上の患者確保がひとつの指標となります。いかに多くの患者を対応できるかと単価アップの2点が成功のポイントとなります。
月並みながら多くの患者の確保には立地選定が大事な要素であり、多くの患者の対応には設計段階での患者動線への配慮が重要となってきます。そして、これは運用面になりますが、患者の待ち時間が長くなっても待っていないと感じるちょっとした工夫も大事です。
単価アップにはMRIなどの医療機器を導入する方法、複数の理学療法士を配置して施設基準を整える方法などさまざまな方法があります。どのような診療がしたいかにあわせて単価アップの方法をご案内します。
目指すべきクリニック作りをお手伝いします。開業をご決断された際には、リハ室を任せられる理学療法士の採用活動をスタートさせましょう!成功が一歩近づいてきます!
郊外型モデル(レントハウス)
※70坪、院外処方、MRI導入なし,レントハウスは内装工事費を低額に抑えられるメリットがありますが、賃料が発生することと、契約期間の縛りがある点が注意点です。 | |||
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費用 | 調達 | ||
内装工事費 | 2,500 万円 | 融資 | 7,000 万円 |
保証金・敷金 | 500 万円 | ||
医療機器 | 3,500 万円 | リース | 1,700 万円 |
什器・備品 | 750 万円 | ||
開業準備金 | 450 万円 | 自己資金 | 1,000 万円 |
運転資金 | 2,000 万円 | ||
総事業費 | 9,700 万円 | 調達合計 | 9,700 万円 |
以下は、リコーリースでの郊外型モデルのとある実例です
上記モデルの開業後3ヶ月目は
収益 | ||
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保険診療収入 | 550 万円 | 患者数1日70人 |
経費 | ||
人件費 | 150 万円 | 看護師1人、受付3人 リハ助手3人 |
薬・材料費 | 40 万円 | |
その他 | 130 万円 | |
利益(元金返済前、税引き前) | ||
1ヶ月あたり | 230 万円 |
1年後は
収益 | ||
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保険診療収入 | 1,000 万円 | 患者数1日120人 |
経費 | ||
人件費 | 250 万円 | PT2人、看護師2人 受付3人、リハ助手3人 |
薬・材料費 | 70 万円 | |
その他 | 280 万円 | |
利益(元金返済前、税引き前) | ||
1ヶ月あたり | 400 万円 |
整形外科のレイアウト実例集
整形外科はリハビリを目的に毎日通院してくる患者が多いことが特徴です。そのため、リハビリのスペースをどの程度まで考慮するかがポイントになります。スペース要件としては45m2(場合によっては30m2以上)の面積を確保することが必要になります。又、導入する理学療法器の種類、数量等によって、コンセントの位置、容量等を考慮する必要があります。