各業界でＤＸ推進という言葉が溢れている昨今。医療業界でも多分に漏れずＤＸ推進をキーワードとして、各施設、各業者が取り組んでいる。医療提供の側面とサービス提供の側面。効率化を進める中で、非効率の部分も残す必要がある狭間で、妥協点を見出しながらＤＸ推進しているのが現状であろう。社会的な課題となっている人員不足、雇用維持費高騰、家賃や建築費の高騰は医療業界も打撃を受け、医療機関経営のトレンドは省スペース化、イニシャルコスト＆ランニングコストダウンとなっている。その解決策として受付事務業務の負担軽減にＤＸ推進が一躍買っていくのは必然ともいえる。

現在、クリニックでは予約システムやＷｅｂ問診システム、電話自動応答システム、会計業務キャッシュレス化など受付の業務負荷軽減にＤＸが部分的に活用され始めている。その中で、予約・受付・診察呼出・会計まで一連の業務をＤＸ化し、受付無人で対応している施設が登場したので、クリニック最前線として紹介します。